教室長の仕事は大きく三つに分けられます。一つは教室の運営。生徒の特性を一人ひとり把握して、最適な学習が行えるよう時間割を作成します。定期テストの対策や、受験対策などの教材を作ることもあります。二つ目の重要な仕事は、アルバイト講師の育成です。生徒との接点が一番多いのは、実際に授業を行う講師。そのため、教室長は講師の力を最大限に引き出すために、講師のスキルアップや不安解消のためのミーティングを毎日実施。講師間でのノウハウ共有を促します。そして、保護者、生徒との面談も教室長の仕事です。保護者との面談では、生徒と授業についての報告はもちろん、保護者の方の不安を丁寧にヒアリングすることが重要。生徒面談でも、生徒が今どんなことで悩んでいるのか、学習面の問題はどこか、そしてどんな夢を抱いているのかを細かく聞き取ることに注力します。その上で、生徒一人ひとりと一緒に目標を設定し、そこに至るまでのロードマップを一緒に描きながら、生徒の夢の実現をサポートします。
以前に、入塾してから宿題を一切やってこない生徒がいました。初めは宿題の意義を伝え諭しましたが、それでもその姿勢は変わりません。そこで私は、「授業の翌日、宿題をするために生徒に塾へ来てもらう」ことを保護者様にご提案しました。どんな形でもいいから、「宿題に取り組めた」という成功体験をしてもらいたいと思ったのです。まずは宿題のために塾に来たこと自体を褒め、次の授業では宿題をやってきたことをひたすら褒めました。今ではその生徒は宿題を忘れてくることは無くなり、それどころか宿題以外の学習のために進んで自習に来てくれるまでに成長しました。私はこのように、子どもたちが創英ゼミナールに来たことがきっかけで「何かが変わった」と感じられた時が、何物にも代えがたいやりがいを感じます。
創英ゼミナールに限らず、学習塾へ通わせよう、通おうと考えられている方は、皆様、何かを変えたいと考えられています。そのきっかけをつくり、支えることが創英ゼミナールの教室長の使命だと、私は考えています。