解答速報

令和5年度(2023年度)
神奈川県公立高校入試 解答速報
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英語
数学
国語
理科
社会

公立高校入試の各教科の問題分析

英語

問題数・配点は昨年と大きな変化はありませんでした。問1はリスニング、問2は適語補充(単語)選択問題、問3は適語補充(文法)選択問題。問4の語順整序(文法)の(ア)は後置修飾とthere is構文との複合問題となっており、自信をもって答えられた生徒は多くなかったのではないでしょうか。問5は条件英作文が出題されましたが、記述問題はこの1問のみで、あとは全てマーク式の問題となっています。問6は読解問題。語数は600語程度で昨年より100語ほど減少。神奈川県の採択教科書にすべて掲載されているAI(人工知能)に関する内容でした。

ここ数年の傾向で、日ごろから社会問題に関心をもって学習を進めていく必要があります。問7は資料を使った読解問題で語数は500語程度。大学入学共通テストを意識した問題だと考えられます。問8は対話文読解問題。語数は700語程度でした。

問題番号 出題形式・内容 配点
問1 リスニング 21点
問2 適語選択(単語) 6点
問3 適語句選択(文法) 12点
問4 語順整序(文法) 16点
問5 英作文 5点
問6 読解(約600語) 15点
問7 読解(約400語) 10点
問8 対話文読解 15点
英語の平均点

数学

設問数・配点は昨年と同様でした。また、昨年に引き続きすべての問題がマーク式で解答する形式でした。問3では四分位範囲と箱ひげ図が出題され、また3年ぶりに円の相似の証明と円周角の問題が出題されました。問4は関数の問題。(ウ)では2つの図形の面積が等しくなる点の座標を求める問題で複雑な計算処理が必要でした。問5の確率はブロックの操作方法を理解し正しく数えられさえすれば昨年度より解きやすかったと思われます。問6の空間図形に関する問題は、一昨年、昨年に引き続き展開図から最短距離を求める問題でしたが、これも難易度が高い問題であったと言えるでしょう。

全体を見ると過去の神奈川県の学力検査で出題された問題で必要だった解法を使う問題が複数出題されました。

問題番号 出題形式・内容 配点
問1 計算 15点
問2 小問集合(方程式・関数・平方根) 20点
問3 小問集合(図形の証明・箱ひげ図・円の性質他) 25点
問4 関数 15点
問5 確率 10点
問6 空間図形 15点
数学の平均点

国語

設問数・形式・配点等は昨年同様でした。

問1は漢字・語句・俳句の鑑賞。問2は小説文、「心情」を問う選択問題が多くありました。問3は論説文、具体的な事例として理解しやすく読み取りやすい文章でした。(イ)では「熟語の構成」の問題が出題されました。問4は古文、「平家物語」からの出題でした。注釈や補助の訳が多く昨年に比べて読み取りやすいものでした。問5は資料読み取り、条件語句が復活し、解答しなければならない内容が会話文の中にそのまま述べられていたため解きやすく昨年より難易度は下がったと思われます。

全体としては、問題文の文字数が多い傾向は変わりませんが、昨年の19,000文字超えからかなり減少し今年は17,657文字となり、昨年より時間に余裕をもって解くことが多かったのではないかと思われます。全体的に易化したと言えるでしょう。

問題番号 出題形式・内容 配点
問1 漢字・俳句の鑑賞 20点
問2 小説文の読解 24点
問3 論説文の読解(文法・熟語の構成) 30点
問4 古文の読解 16点
問5 資料の読み取り 10点
国語の平均点

理科

設問数・配点は例年と変わりませんでした。例年同様出題単元は、物理・化学・生物・地学の4分野、全学年からまんべんなく出題されています。中3の学習内容から多く出題された昨年と違い、今年は中1・中2の学習内容が70点以上ありました。問1から問4は小問集合、磁石を使った作用・反作用のようなあまり見慣れない問題や、問題文をしっかり読まないと選択肢を間違ってしまう問題などが出題されています。問5では、電流が磁界から受ける力とエネルギーの複合問題が出題されました。電気エネルギーと位置エネルギーの計算方法をしっかり理解していないと答えられない問題といえます。問6では酸化物の還元の問題が出題されました。酸化鉄の還元の問題は戸惑う人も多かったかもしれません。初見の問題を原理原則に立ち返って解けるかどうかがポイントとなります。問7は植物の蒸散と光合成の問題です。頻出問題ではあるものの、実験から考察し、かつ対照実験について問われていることを理解しなければならない問題でした。問8は地層の問題。比較的平易な問題でした。

全体としては、昨年と同じく記述式問題はなく全てマーク式の問題となりました。ただ教科書内容の知識の定着理解だけにとどまらず、原理原則も理解し、かつグラフや図が何を意味しているのかまで考察し理解する必要があります。

問題番号 出題形式・内容 配点
問1 物理分野小問(音の性質・電流と電圧・作用反作用の法則他) 9点
問2 化学分野小問(水溶液の性質・溶解度・酸とアルカリの反応他) 9点
問3 生物分野小問(顕微鏡の使い方・血液の循環・細胞他) 9点
問4 地学分野小問(地震・湿度の変化・太陽の動き) 9点
問5 地理分野(電流と磁界・エネルギー) 16点
問6 化学分野(酸化物の還元・化学反応式) 16点
問7 生物分野(植物の蒸散と光合成) 16点
問8 地学分野(地震) 16点
理科の平均点

社会

設問数・配点には大きな変化はありませんでした、昨年同様、記述問題は一問もなく、すべてマーク式の解答形式でした。6択や8択の問題が増加した昨年に引き続き、今年はさらに2問増えています。

問1・問2は地理分野。基本的な知識を問う問題はもちろんですが、資料を読み取る問題が例年同様多く出題されました。時差の複雑な問題は出題されませんでしたが、日付変更線をまたぐ問題が4年ぶりに出題。また気候区分の特徴を雨温図ではなく文章で読み取らせる問題が出題されました。文章を正確に読み取る力が問われています。問3・問4は歴史分野。全体的にやや難易度が高めでした。出来事の時期を覚えているのは必須ですが、その出来事が起こった原因やその結果どうなったかというところまで正確に知識として身に着けている必要があります。問5・問6は公民分野。資料の正確な読み取りと、例えば労働基準法で定められた週の労働時間が40時間であることなど、正確な知識も必要でした。

問7では昨年に引き続き、3分野の融合問題が出題されました。テーマは沖縄でした。琉球王国の貿易や核兵器の保有国など、細かな知識を必要とする出題が見られました。

問題番号 出題形式・内容 配点
問1 世界地理 15点
問2 日本地理・地形図の読み取り 14点
問3 歴史(古代〜中世) 15点
問4 歴史(近現代) 15点
問5 公民(経済分野・現代社会) 14点
問6 公民(政治分野) 15点
問7 地理・歴史・公民融合問題 12点
社会の平均点





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