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出題形式は昨年度と同様でした。問1のリスニングは昨年度よりも長い文章もありましたが、難しい表現はなく、わかりやすい内容でした。問2は対話文で、毎年出題されているテーマ作文については、帰国した留学生からのメールの返信として「最近感動したことについて」を3文で書く形式でした。メールの英文がやや難化したものの、英作文そのものは比較的書きやすい内容でした。
問3の対話文読解も例年並みといえます。ただ、読み慣れていない単語が脚注なしで使われていたため、難しく感じた人もいたのではないでしょうか。問4の長文読解は、語数が約300字少なくなったものの、答えの根拠を文全体から探す必要があり、時間がかかったのではないかと思います。
全体としては昨年と同様の難易度でしたので、平均点はあまり変化がないと予想されます。
問題番号 | 出題形式・内容 | 配点 |
---|---|---|
問1 | リスニング(選択問題・記述問題) | 20点 |
問2 | 対話文読解(英作文・英作文) | 24点 |
問3 | 対話文読解(選択問題) | 28点 |
問4 | 長文読解(選択問題) | 28点 |
問題構成の変更はなく、中学学習単元から万遍なく出題されました。問1では、箱ひげ図の出題がありました。問2は、説明が長いため一見難しそうに見えますが、都立入試では頻出の問題なので、練習を積んでいる生徒であれば正解できた問題です。問3・問4は複雑な計算が必要な問題や答えまでの手順が多く解きにくい問題など、非常に難易度が高い問題が含まれていました。ただ、簡単な問題も多く出題されていたので、解く問題を取捨選択する練習を積んでいた生徒に有利な入試でした。また問5の空間図形は比較的解きやすい問題で体積も容易に求めることができたのではと思われます。
全体として平均点は昨年度並みか、やや上昇するのではないかと予想されます。
問題番号 | 出題形式・内容 | 配点 |
---|---|---|
問1 | 小問集合 | 46点 |
問2 | 文字式の利用 | 12点 |
問3 | 関数 | 15点 |
問4 | 平面図形 | 17点 |
問5 | 空間図形 | 10点 |
例年と同様の問題構成で、記述形式の設問も漢字の読み・書きと200文字の作文のみで変更ありませんでした。
問3は小説文で、今年度も登場人物の心情や様子を読み取る問題が中心でした。文字数は若干増えましたが、傍線部の周辺を丁寧に読めば正解にたどりつけるため解き易い問題でした。問4の論説文では、200文字のテーマ作文が例年通り出題されました。問5は今年度も古文と現代文の融合問題で、文章・設問ともに易しかったです。文法問題は傾向も変わらず助詞の識別問題でした。
全体としては、漢字が簡単になったことを考えると平均点は例年並みか、もしくは上がると予想されます。
問題番号 | 出題形式・内容 | 配点 |
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問1 | 漢字(読み) | 10点 |
問2 | 漢字(書き) | 10点 |
問3 | 小説文「この夏の星を見る」辻村深月 | 25点 |
問4 | 論説文「進化的人間考」長谷川眞理子 | 30点 |
問5 | 融合文(古文と現代文) | 25点 |
出題形式・出題数は昨年と同じで変更はありませんでしたが「複数できて正答」となる問題が減りました。
問1と問2は今年も物理・化学・生物・地学の4分野から出題され、すべて基本事項を確認する問題でしたので、ここは確実に正解したい問題でした。問3(地学)・問4(生物)・問5(化学)・問6(物理)も学校の定期テスト等でよく問われる内容でしたが、その中でも特に問4は基礎知識のみで解ける易しい問題でした。
全体を通じて問題文が長くなり、表やグラフが多かったのですが、しっかりと演習を行っていれば解ける問題が多かったので、平均点は昨年度と比べて大きく変わらないと予想されます。
問題番号 | 出題形式・内容 | 配点 |
---|---|---|
問1 | 小問集合 | 24点 |
問2 | 小問集合 | 16点 |
問3 | 地学 | 16点 |
問4 | 生物 | 12点 |
問5 | 化学 | 16点 |
問6 | 物理 | 16点 |
昨年度同様に大問6つの構成でした。3分野の出題を見ると、公民分野が少なく、経済分野については出題がありませんでした。地図、統計、図表などを利用した出題がされており、資料を読み取って考える力が求められる問題が多くありました。
問2は世界地理、問3は日本地理の問題でした。いずれも地図や雨温図、表など複数の資料を読んで答える必要があったため難しい問題でした。問4の歴史については、資料を用いた読み取り問題が4問中3問出題され、正しく資料を読み取る力と歴史の基本的な知識の2つが求められる問題でした。問5は公民の問題で「民法における成年年齢の引き下げ」という近年の社会の動きから出題されました。
すべての大問に難易度の高い問題があったものの、全体的な難易度は例年通りで、平均点は昨年並みと予想されます。
問題番号 | 出題形式・内容 | 配点 |
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問1 | 小問集合(地理、歴史、公民より1題ずつ) | 15点 |
問2 | 世界地理 | 15点 |
問3 | 日本地理 | 15点 |
問4 | 歴史 | 20点 |
問5 | 公民 | 20点 |
問6 | 3分野の総合問題 | 15点 |
上記、各教科の問題・解答等は令和6年度都立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び正答表へのリンクとなっております。ご了承ください。